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NEW STANDARD PROJECT 2020 VOL.1

埼玉県立伊奈学園中学校、千葉工業大学創造工学部デザイン科学科佐藤研究室の学生たちとともに、おしゃれで、かっこいい、そして障がい者も履ける靴のデザインコンペを <New Standard Shoes Project>をレポート

■なぜ障がい者の靴は、ぼってりとしたデザインで、黒か茶かあずき色なの?

2011年8月、ライル代表の布施田祥子は、産後、脳出血により片麻痺となり、外出の際には歩行をサポートする為の下肢装具をつけることになりました。が、その装具をつけると普通のデザインの靴はほとんど履けなくなり、代わりに介護やリハビリ用の靴を紹介されました。その靴は、ベージュのぼってりとしたデザインで、自分がそれまで好んでいたファッションとは合わないものでした。
「障がい者になると、商品の選択肢がこんなにも無くなるのか」。この不平等な現状に疑問をもった私は、2017年新しい選択肢を自ら作るために起業、下肢装具をつけても履けるおしゃれ重視のパンプスなどの制作をスタートしました。やがて現メンバーが集まり、「病気や障がいがある無しに関係なく、自分らしく生きることが出来る世界をつくる」という理念のもと、賛同する企業とともに試行錯誤を繰り返しながら、下肢装具に対応したセレモニー用シューズ、男性用ビジネスシューズなどの研究・開発をすすめてきました。
その中で、見つけた答えがあります。それは、障がい者のための特別な商品は、人を「障がい者」という枠で括ってしまうことがあること。そして多くの人が使っている素敵なものに障がい当事者も使うことのできる機能を付け加えられれば、より多くの選択肢が生まれるということでした。

 

■【教育 × 企業 × 福祉】のコラボがつくる新しい選択肢 <New Standard Shoes Project>

そして2020年5月。私たちの考えに共感してくださった、埼玉県立伊奈学園中学校、千葉工業大学創造工学部デザイン科学科佐藤研究室の先生や学生のみなさんとともに、ライルは < New Standard Shoes Project > を立ち上げました。
このプロジェクトは、中学生や大学生が、オシャレで、下肢装具ユーザーが履けて、みんなが欲しくなる夢の靴のデザインをチーム制で競います。

サポートするのは、社会で活躍する障がい当事者、医療従事者、そして株式会社アシックスのスポーツ工学研究所、シューズメーカーの株式会社東京靴研のみなさん。当事者の現状や本当に欲しいもの、靴をどうやって作るのかなどを動画で提供しています。
デザインアイデアは一次審査を経て、2014年から累計27万人の来場者を誇る、特定非営利活動法人ピープルデザイン研究所が主催する「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展(超福祉展)」で、(2020年9月2日~8日開催予定)で最終プレゼンを行う予定です。一般投票も予定しておりますので、ぜひご参加ください。

 

■ものづくりを通して学ぶ、社会課題とその解決方法。若い世代の挑戦を応援しよう!

このプロジェクトがもたらすものは、「夢のデザイン」だけではありません。学生のみなさんは、講義と実際の制作を通して、社会がもつ不平等などの課題をより深く理解し、解決するためのアイデアを練り上げています。
6月20日に行われたライブ授業では、下肢装具ユーザーと中学生、大学生のみなさん、総計60人超がオンラインでつながり、アクティブに意見を交わしました。障がい当事者の言葉に心を動かされた若者たちが、多くの感想や疑問を率直に述べ、プロジェクトへの意気込みを語り、ライブ授業は大盛況のうちに終えることが出来ました。

人を「障がい者」という枠で括らない靴、人生を楽しむための夢の靴に挑戦する若い世代に、応援をどうぞよろしくお願いします。

 

【主催】

株式会社LUYL

【プロジェクトメンバー】

埼⽟県⽴伊奈学園中学校
千葉⼯業⼤学創造⼯学部デザイン科学科佐藤研究室

【サポートメンバー】

NPO法⼈ピープルデザイン研究所
株式会社アシックススポーツ⼯学研究所
株式会社東京靴研
(あいうえお順)

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