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バリアフリー、そしてIDとUDのちがい

なぜ今、インクルーシブデザイン?

2024年4月1日から、
障害者差別解消法の法改正が施行されました。
障がいのある人に対する合理的配慮が、
企業に義務付けられるようになりました。

日本の高齢化は、ますます加速するため、
企業にとっては、これまで以上に付加価値の高い製品を
お客様に提供することが求められる時代になっています。

でも、これまでにない製品やサービスが
期待されていることは理解していても、
結局、何をすればいいのかわからない。
変化する消費者のニーズに、
どう対応していいのかわからない。
そんな企業も、たくさんあるのではないでしょうか?

そんな時に思い出していただきたいのが、
インクルーシブデザイン(ID)です。

▶IDとUDのちがい(その1)

インクルーシブデザイン(ID)とユニバーサルデザイン(UD)。
どちらも、製品やサービスを
よりたくさんの人たちが使えるように
設計するアプローチとして、使われる言葉です。
よく似た言葉ですが、いくつかの違いがあります。

インクルーシブデザイン(ID)は、
人々の多様性を認識したデザインです。
病気や障がいのある人、高齢者など、
これまで社会的に排除されてきた
当事者と一緒にものづくりをするため、
「新しい価値を、社会に提供するイメージ」だと、
私は考えています。

一方で、ユニバーサルデザイン(UD)があります。
ユニバーサル(普遍、一般的)の言葉通り、
年齢や能力に関係なく、
すべての人が製品や環境を利用できるデザインです。

ユニバーサルデザインには7つの原則があり、
これに基づき、デザイナーがデザインします。
当事者といっしょに、
ものづくりをしているわけではありません。

社会から排除される人をなくすためのデザインであり
「より多くの人が使えるものをデザイン」
するイメージです。

▶︎IDとUDのちがい(その2)

インクルーシブデザイン(ID)とユニバーサルデザイン(UD)は、
どちらが良くて、どちらが悪いわけではありません。

インクルーシブデザイン(ID)は特定のユーザーのニーズに対して、
具体的に製品やサービスの質を向上させたいプロジェクトにぴったりです。

ユニバーサルデザイン(UD)は、公共施設のように
いろんな人たちが利用することを想定した
製品やサービスのプロジェクトに適しています。

どちらが適しているのかは、
対象にしている製品やサービスによって異なります。

インクルーシブデザインで、社会課題や
貴社の課題を解決できないか?と思っている方は
ぜひ、一度お気軽にご相談ください。

問い合わせ:info@manaolana.jp

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